S1-600の最高速度
バッテリーのパフォーマンスは冬になると落ちてしまいます。先日、ニセコにスキーに行きましたがマイナス17度の吹雪の中、携帯電話で知人と連絡しようとスマホをポケットから取り出しましたが3分もしないうちにバッテリーの残量がレッドゾーンに入り間も無く電源が落ちてしまいました。
電動バイクも冬になるとパフォーマンスが落ちます。摂氏5度よりも下がるとかなり影響を受けるようです。実際、弊社のテストでも冬の長野では最高速度が2割近く落ちました。そこでカリフォルニアオフィスにあるS1-600(60V 0.6kW)で最高速度を計測してもらうことにしました。ロサンゼルスは昼の気温は20度前後あるのでバッテリーにとっても最高のコンディションです。平坦な直線を複数回に渡って走行したところ、メーター読みで時速50キロ前後、GPS速度計でもそれに近い数字が出ました。これはカタログ掲載のスピードです。
S1の最高速度はリミッターにより制御されています。S1-1000は時速56キロ、S1-600は50キロです。性能的には2割増しくらいのスピードが出ますが、耐久性やトルクバランスを考えてこのスピードに設定しました。ちなみにプロトタイプで作っていた48V 1.0kWモーターモデルは、ポテンシャル最高速度は50キロ、設定最高速度は42キロでした。モーターメーカーは45キロまで最高速度を上げても大丈夫だとの判断です。
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